ワカさんのメンヘラブログ

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もし私が普通の大学生だったら

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今日はとある大学で講師をしている方からの依頼で、とある案件の見積書を届けに行っていた。正直すぐ私に依頼される可能性は無いが、そのための予算を組むためにも出して欲しいとの事だったので、少々厳し目に見積もった。

 

もし私が請け負うとなったときのためにも、と言われその大学の文化祭が今日だったためウロウロさせてもらった。本当のこと言って私はまともな文化祭に行ったのはこれが初めてかもしれない。
高校は通信で文化祭と言う名の入学説明会(保護者向け)だったし、今の通信大学は通学制の方で文化祭はやっているものの通信生にはほぼ無関係でいつ文化祭が行われたのかも分からない程だった。

 

商業系の大学だったため出店の売り方は上手く、メディア系の学科も有るため自主制作の番組をローカル(校内)で放送したり、文化祭の様子を中継したりしていたし、学生は本当に楽しそうに文化祭に参加していた。羨ましかった。

離婚した父は最終学歴が高卒で、離婚する時に「今の時代はどこでもいいから大卒を持っておかないと厳しい。そのための金は出す。」と言っていた。が、高校の費用すら1銭たりとも払わず、それなのに大学の費用は出してくれると信じていた私はいつも通り裏切られ、結局「大学まで通信では絶対に後悔する」と分かっていたのに普通の大学では学費は払えないと判断し、通信の大学に入ってしまった。
今思えば奨学金を借りてでも普通の大学に行くべきだったと思うが、うつ持ちで卒業後就職できても休職や退職となりそうで、借りる勇気がなかった。返せもしない金を借りてこれだからゆとりはと叩かれるのなら借りたくなかった。

 

私が奨学金を借りて通信ではなく普通の大学に行って、少ないながらも仲の良い友達を作って適度に遊んだりする生活を手に入れていれば、今もその先も通信を選択するより良い人生を送ることが出来ていたかもしれない。
ネットには「家にお金がなくて大学に行けそうもない」という話は沢山有る。そうなると大体「そんなことは家庭事情を見れば分かっていたはず。バイトなりで貯めればよかったでしょ。」と言われる。
私に当てはめると、私も高校時代から、というか大きくは言えないが中学時代から働いてお金を貯めていた。体調はひどかったが働いていないと要らない人間だと言われているようで嫌だったからだ。しかし今も昔もお金がないのは、病気がちな母親と精神科通いの私のせい。そして離婚した我々の生活を立て直すためのお金、いろんなものに沢山飛んでいった。結果全く残らなかった。パートの母親と私の稼ぎではどうにもならなかった。

あれこれ言っても自己責任で片付けられるのだろうが、普通の大学に行って良い方に向かっていたかもしれないなら悔しい。せめて何十年も殴り続けられる生活とは無縁な家に生まれたかった。殴られ包丁を突きつけられる家に生まれ、うつやPTSDになったとしてもそれも自己責任と言われ、誰も寄り付かず嫌われ続ける人生は、いつになれば転機を迎えるのだろう。