ワカさんのメンヘラブログ

鬱々とした記事はこちら

子供とその親、幸せそうな人たち

広告

先日、未就学児とその親を対象にした活動をしている団体の取材を行わせていただく機会があり丸1日活動にお邪魔した。

 

活動内容は身バレするため言えないものの、同じことをしている団体は全国にある。
今回はそのうちの1団体に行き、団体の職員、参加している親御さんに色々話を聞いた。
活動の狙いは親子とのふれあいの時間を増やすこと、同じ年齢の子どもたちのの関わり(これに関しては状況によりけりで心理学的には賛否があるのだが)、親同士の交流と言った感じだろうか。

 

団体が行っている活動は素晴らしいし、子供からすれば自分の事をこんなにも思ってくれる親や周りの人がいるのはすごく良いことだと思う。だが自分にはどこか心のなかで引っかかるものがあった。
取材中、全く人の話が入ってこない。脳内を支配していたのは自分の子供の頃に記憶だった。ここにいる子どもくらいの年齢の時は、毎日のように殴られ、要らないと言われていた。
そんな心配をすること無く親に愛情を注がれて育つ子供を見ていて、何故か、ただひたすら辛かった。本当のこと言って多分どこかで、子どもたちに嫉妬しているのだと思う。

私は今でも安心できる場所が見つけられない。今日はこんな事があったよと話せるまともな家族も、愚痴一つ言える友達も居ない。家族や医者や行政、離れた友人から教わったのは、自分さえ我慢すれば、黙っていれば、そうでないと、そうしても誰も居てくれないということ。

 

子どもたちには全てを受け入れてくれる環境がある。自分には何もない。
自分と、先日見てきた子どもたちや家族とでは、何が違かったのだろう。

私のカメラを持つ手は震え、取材のメモは1文字も取れず、何を撮ったのかも覚えていないまま、逃げるように現場から帰った。